そろそろ暑くなって来たので、扇風機を新調しました。
ハイポジション・リビングファンという位置付けの商品で、人に風を当てずに部屋の空気を循環させる事が出来る様です。
購入動機
元々は曖昧にダイソンのタワーファンでも購入しようかと考えていたんですけど、値段みたら引いちゃってやめました。
流石に扇風機に3万~は払えないです。
ですが、ただ安くて送風するだけの扇風機を買うのもなんか面白くないんで、何か無いかなぁって探してたところ「プラズマクラスター」というワードが目に入ってきました。
空気清浄機でこの「プラズマクラスター」を発生させる物は持っていて認識してはいたんですが、「扇風機でも発生させちゃうんだ。おもしろい。」とそんな風に思ってこれにしました。
他にもプラズマクラスター技術を搭載した扇風機はいくつも出てるみたいで新モデルもあったのですが、今売れ筋のこちらにしました。
PJ-J3DSは2019年モデルです。
また、恥ずかしながら「ネイチャーウイング」「蝶の羽」という如何にもなSHARPの戦略的ワードに私のアンテナが反応したことも正直に告白致します。
ですが、結果的には良い買い物をしたと思っているので、皆さんに紹介したいと思います。
スペック
カラー展開 |
|
ホワイトのみ |
イオン適用床面積の目安 |
|
約10畳 |
消費電力 [ ]内は風量最小運転時 |
|
20W[2.7W] |
風量切替 |
|
32段階 (リズム風あり) |
タイマー (同時設定可) |
入 |
1〜9h(1時間単位) |
|
切 |
1〜9h(1時間単位) |
首振り |
上下 |
上:約50度 下:約21度(手動) |
|
左右 |
約 50 / 70 / 90度(自動) |
羽根径・枚数 |
|
32cm / 7枚(ネイチャーウイング) |
電源コード |
|
約1.8m |
外形寸法(幅×奥行×高さ) |
|
370×370×845~1,110mm |
質量 |
|
約6.0kg |
付属品 |
|
リモコン(ホルダー付き)、 単四乾電池DC1.5V 2本、 清掃ブラシ |
特徴
ハイブリッド・ネイチャーウィング
まずは、私のアンテナが反応してしまった「ネイチャーウィング」についてです。
ネイチャーウィングとは、海を渡り数千キロも旅をする「アサギマダラ蝶」の羽根の「くびれ」と羽ばたく時の「うねり」を扇風機の羽根に応用したものです。
羽根の「うねり」によって、快適感を高める、ムラの少ないなめらかな風を届けます。
羽根の「くびれ」によって、7枚羽根でも14枚羽根相当のなめらかな風を生みます。
…これって実際どうなの?って気になる所ですよね
私個人の所感としては、確かになめらかな気はします。
頬を撫でるようなやさしい風ってありますよね。
あの風をずっと浴びている様な感覚です。
風を不快に感じた事は一切なく、ずっと快適に風を浴びていられます。
もちろん、風量を上げていくとこの快適感は徐々に損なわれていくかとは思いますが、風量を最大にしたとしても、柔らかい風が強く流れる感じになり、これはこの羽根の恩恵なのかなと思っています。
また、このやさしい風で「手足の冷え過ぎ」を抑える事ができ、ネイチャーウィングとプラズマクラスターの風で「だるさ感」を抑える事も出来るそうです。
※この2つの効果は、使い方や個人によって異なります。
プラズマクラスター
プラズマクラスターとは、SHARP独自の技術で、自然界に存在するプラスとマイナスのイオンを人工的に発生させるものです。
詳しい仕組みの説明は省きますが、これによって「除菌」「消臭」「除電」「肌にツヤを与える」「心地よい環境を生む」等、様々な効果をもたらしてくれます。
なお、プラズマクラスターには「7000」「25000」「NEXT」と、イオン濃度の異なるグレードが設けられており、それぞれでもたらす効果が変わってきます。
イオンはここから発生し、前方へ風と共に送り出します。
この扇風機には「プラズマクラスター7000」が備えられており、浮遊カビ菌を除菌し、部屋干し衣類の生乾き臭や、衣類に染み付いたタバコ臭・汗臭などのイヤな匂いを気にならないレベルにまで消臭してくれます。
部屋干し時など、意識的に消臭したい場合には「衣類消臭モード」がおすすめです。
ワンタッチで、消臭に最適な風量にし、自動で首振りしてくれます。
※風の当たらない部分は消臭してくれないので注意です。
※「衣類消臭モード」でイオン濃度が上がるといった表記は無かったので、通常の運転でも同様の効果が得られると思います。
ソファなどに染み付いた料理臭、寝具や衣類に染み付いた30~40代特有の体臭も消臭してくれる様ですよ!
また、夏場に必要性があるのかはわかりませんが、一応「除電」もしてくれます。
使いやすさ
使う人のことを考えた気配り設計になっています。
おやすみモード
表示部の明るさを抑え、切タイマーと連動して風量を徐々に下げます。
ハイポジション+上向き約50°
上向き約50°と高さ110cmのハイポジション設定で、人に風を当てずに部屋の空気を循環させる事が出来ます。
32段階風量切替
32段階の風量の微調整はリモコンの微調整ボタンでできます。(本体はタッチセンサーで8段階の調整が可能)
リズム風
風量に強弱をつけ運転します。
見た目に涼しいプロダクトデザイン
見た目や操作性も、スマートにクールに。デザインの細部からも涼しさを届けます。
チャイルドロック
小さな子供のいたずらによる、ご操作を防ぎます。
入/切タイマー
運転の入時間と切時間の設定を、併用してセット可能
DCモーター
風量を細かく制御できる「DCモーター」採用で、低消費電力と静音性を実現。やさしい微風からパワフルな強風まで、きめ細かく調整できます。
db(デシベル)と低消費電力
|
風量最小時 |
風量最大時 |
db |
16 |
42 |
消費電力 |
2.7w |
20w |
日常生活で「静か」と感じるのは45db以下みたいです。
60db |
静かな乗用車・普通の会話 |
50db |
静かな事務所 |
40db |
市内の深夜・図書館 |
30db |
郊外の深夜・ささやき声 |
20db |
木の葉のふれあう音 |
上位モデル「PJ-J3DG」との違い
そこまでの変化はないですが、大きな違いとして、
・「ネイチャーウィング」が「トリプル・ネイチャーウィング」になり風量アップ
・設定出来る風量32よりも風の強い「パワフルモード」の追加
・室温に合わせて風量を自動調整する「センサー運転」機能が付きます。
新モデル(2020年)との違い
「PJ-J3DS」と「PJ-J3DG」は2019年に発売されたものですが、2020年に発売された新モデル「PJ-L3DS」と「PJ-L3DG」があります。
新モデルとはいえ、違いを見つけるのが難しいくらいに変化がありません。
エントリーモデルの「PJ-J3DS」から「PJ-L3DS」への違いは羽根の色くらいしか違いは見当たりませんし、
上位モデルの「PJ-J3DG」から「PJ-L3DG」への違いは温度が表示出来る様になった点くらいだと思います。
なので、現在の売れ筋商品には、安い2019年のものが上がって来ているのでしょう。
2020年エントリーモデル PJ-L3DS
2020年上位モデル PJ-L3DG
画像で紹介
ここからは外観、可動域、組み立て方をザッと画像で紹介します。
外観
本体です。
本体操作部は全て軽いタッチで操作出来ます。
割と足でも操作可能です。
電源ボタン下の黒い箇所はリモコンのセンサー部です。
見にくくて申し訳ないですが、スタンド外部には波打つ様なデザインが施されています。
付属品はこのリモコン、ホルダー、清掃ブラシの3つと単4電池×2です。
ブラシはこの様にホルダー内へ収納出来ます。


可動域
かなり広い範囲をカバーしてくれます。
上下
左右
上へ最大にした状態で左右
組み立て方
組み立て方も一応ここで簡単に記述しておきます。
本体に取り付けるパーツは5つあります。
奥から順に嵌めていきましょう。
羽根はクチバシみたいになっている方が奥です。
注意点としまして、この白い蓋はキチンと嵌めないと羽根がぶれ、本体が揺れる原因になりますので、こちらはキュッと最後まで締めましょう。
すきなとこ
風
やわらかい風が好きです。
リズム風を点けると、まるで窓から自然の風が流れて来ているかの様な感じがしてもっと好きです。
静か
私はいつも風量4~12の間で運転させているのですが、特に音が気になるような事はなく、作業に集中出来ます。
操作性
本体は感度の良いタッチパネルでらくらく操作出来て、本体まで移動したくない時はリモコンでちょちょいと遠隔操作。とても快適です。
おやすみモード
就寝中徐々に風量を下げてくれるというなんとも身体に優しい設計で嬉しいです。
質感
安っぽさは感じられず、値段なりの質感があります。
扇風機特有のダサさみたいなところも払拭出来ているかと思います。
気になるところ
6kgの重量
扇風機のくせして重いです。
6kgといえば、米袋5kgよりも更に1kg重いって事です…一体何が入ってるんでしょう…?
私は定位置に置いているので、この点をスルー出来るので構わないのですけどね。
配置を頻繁に変えたい方にはこちらがおすすめです。
こちらも2019年のものですが、今一番売れているプラズマクラスター扇風機です。
最後に
まさか扇風機でこんなに満足度を得られるとは思いませんでした。
好きなところがたくさんで、大変満足しています。
プラズマクラスターの消臭効果については、まだ実感出来ていませんが、丁度これから梅雨の時期なので、部屋干しする時に試してみたいですね。
それと、同じプラズマクラスターを搭載した除湿機「CV-J71」も購入したので、こちらも同時に運転させてみたいと思います。
この2つ、並べて置きたくなるくらいデザインの親和性が良いです。
扇風機といえば、安いもので3000円で買えますし、実際その価格帯のもので満足し得る様なアイテムだとは思います。
ですが、少し高めなものを覗いてみると、ただ風を送るだけじゃなく、もっと便利で暮らしが快適になる様な工夫を凝らした扇風機があるということ、是非皆さんにも知っていただきたいですね。